積載とは
■積載とは
オートバイを輸送する上で何が一番大切かわかりますか?
みなさんは料金が一番気になると思いますが、
一番大切なのはバイクの固定方法です。
私が一番に重点に置いていることが、ロープワークです。
バイク屋でもロープによる固定方法が一般的です。
ロープによる固定方法が、オートバイには優しいです。
オートバイはデリケートです。
傷めないように固定するのが、プロのやり方です。
オートバイはいろんな種類があり、
また年式や使い方で車両状態が様々です。
その車両にあった
ロープワークが非常に大切です。
大手輸送会社の場合は、とにかくガッチリ固定することが基本です。
裏を返せば、輸送中に大量に積んだバイクを倒さない事が一番重要なのです。
営業所ごとに、いろんな人の手によって何度も積み替える事が、
キズやバイクを傷める原因になります。
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しかし、少数の輸送だからこそできるロープワークがあります。
まず積載する前に、車両を細かくチェック表を使って検査します。
車両によって痛んでいる箇所はさまざまであり、無理に負荷をかけないようにすることが絶対です。
フォークやステム、ベアリングなど見えない部分でも傷めないようにロープワークします。
ガッチリ固定しなくてもバイクは十分固定できます。
また
積載車はバイクへ無理な振動を与えないように改造しています。
もちろん、些細なキズも付かないように十分注意します。
古い車両から現行車、レーサーから競技用オフまで
スタンドが付いていない車両でも積載します。
移動中は常に車両には注意しています。長年、何百何千と輸送していると
荷台に乗っているバイクの状態で、きちんとロープワークできているかわかります。
そのために少しでも気になれば車を止めて、
何度でもロープワークをチェックします。
荷台に何台も並べて積載するためのロープワークではなく、
そのバイクの状態に合わせたロープワークが一番大切なことだと考えています。
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ローダウンやロンスイ・ロンホイ、ハンドルロック車等でもご相談ください。
技術と長年の経験により取り扱いには熟知しています。
そのバイクに合った積載方法で対応します。
■輸送車
貨物軽自動車運送業の許可を受けている積載車で輸送します。
輸送するオートバイには、貨物保険を掛けてあります。
一人の作業者が、積み下ろしすべてを行い、責任を持ってお届けいたします。
車体は、オートバイを積む専用に改造してあります。
きちんと固定でき、傷防止や振動低減するようにできています。
■雨の中の輸送
よく、積載車に屋根はついていないの?と聞かれます。
基本的にオートバイ積載車に屋根はありません。
屋根を付けない理由もあります。
バイクに傷つけたくないですからね。
上の白いバイクの写真を見てください
大阪から千葉県まで、ずーと雨の中を走った時の写真です。
500km以上走ってもこの状態です。
見ての通り、みなさんが気にするほどバイクは汚れないんですよ。
土砂降りの中を走ってもバイクは汚れません。
汚れるのは荷台から下です。荷台の上まではタイヤからの泥水が巻き上げられません。
よく新車の車を運んでいる積載車も屋根はないですよね。
汚れないから必要ないんです。
今までに雨の輸送で、汚れのクレームは特にありません。
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